日曜日はエンジニア

翻訳者でエンジニア

数多くの機能を持つデザインフレームワーク Arco Design

趣味でやるプログラミングでは、できるだけ学習する対象を絞っていきたいところ。 私の場合は、デザイン面(CSS)の学習が後回しになりがちでした。

これまではVuetifyに頼っていたのですが、なかなかVue3に対応していなかったこともあって、 別のデザインフレームワークを探していたところ、 見つけたのがこの Arco Designです。

オフィシャルページ(中国語)

オフィシャルページ(英語)

提供元はTikTokで有名なバイトダンス(字節跳動)が培ってきたUIキットが オープンソースとなって公開されたのです。

ReactとVueではコンポーネントで使えるようになっています。

導入も非常に簡単で、オフィシャルページにあるとおり

yarn add --dev @arco-design/web-vue

としてVue3のプロジェクトフォルダにパッケージをインストールした上で、 main.tsを以下のとおり書き換えればOKです。

import { createApp } from 'vue'
import ArcoVue from '@arco-design/web-vue';  // この行を追加
import App from './App.vue';
import '@arco-design/web-vue/dist/arco.css';  // この行を追加

const app = createApp(App);
app.use(ArcoVue);  // この行を追加
app.mount('#app');

これで、各コンポーネントで<a-xxx>のようなコンポーネントが使えるようになります。

グリッドレイアウトやカードはもちろん、 左右のサイドメニューやドロワー、 ボタンやテキストボックスのようなフォーム、 アイコンやアバター用の丸い切り抜きまであってデザインに困りません。 ダークモードも標準対応。

また、テーマカラーをカスタマイズしてNPMに上げることもできるようです。

日本ではまだあまり使われていないようですが、 ぜひ一度、手に取ってみてはいかがでしょう!